

警備員って高収入を目指せるのかな……?
本記事では上記の悩みを持っている方に向けて、警備員が高収入を目指す3つの方法について解説します。
求人ボックスによると警備員の平均年収は約340万円です。
国税庁の調査によると日本人の平均年収が約460万円なので、警備員の給料は平均を下回っているといえます。
警備員が高収入になることはできないのでしょうか?
実は解決策が3つあります。
本記事では権威性の高いサイトの情報を元に、警備員の給料をアップさせる方法を解説します。
給料面で悩みのある警備員の方はぜひ最後まで読んで参考にしてみてください。

では本編をどうぞ!
警備員が高収入を目指せる3つの方法
警備員が収入を増やす方法は下記の3つです。
【警備員が高収入を目指す3つの方法】
- 内勤になり出世する
- 資格を取得する
- 警備員に合った副業をする
1つずつ、期待できる年収・達成する手段と合わせて具体的に解説します。
自分に合った方法を探してみてください。
警備員が高収入を目指す方法①内勤になり出世する
現場隊員から内勤社員になり、本社で出世をすれば給料アップが期待できます。
会社によって基準は異なるものの、警備員は階級アップに伴い、
現場の一隊員
↓
現場隊長
↓
内勤社員
↓
管理職
と出世することができます。
【警備員の階級】
1.警備士
2.上級警備士
3.警備長
4.上級警備長
5.警備司令補
6.警備司令
7.警備司令長
具体例を挙げると、綜合警備保障では次のように定められています。

階級が上げるかどうかは人事担当者からの評価次第です。
人事評価では勤務年数が重要視されます。
綜合警備保障における各役職の勤務年数の目安は下表の通りです。
役職 | 年次 |
役職なし(1-5級) | 1-14年目 |
課長代理 | 15年目- |
課長 | 20年目‐ |
部長 | 評価次第 |
綜合警備保障では、部長クラスになると年収1,000万円の大台に乗ります。
勤務年数を積み重ねて管理職になれば、警備員でも十分に高収入が目指せるのです。
警備員が高収入を目指す方法②資格を取得する
警備会社の多くは「資格手当」を設けているため、下記の警備業に関係する資格を取得すれば給与額が上がります。
【警備業に関係する資格】
- 警備員指導教育責任者
- 機械警備業務管理者
- 警備員業務検定
下記の表で資格に関する情報をまとめたので、参考にしてみてください。
資格 | 概要 | 取得方法 |
警備員指導教育責任者 | 警備員に教育指導をするための資格。 警備業警備業法第22条法にて、警備業を営む事業所の業務区分ごとに、最低一人はこの警備員指導教育責任者を配置する義務が定めらている。 | 都道府県公安委員会が実施する警備員指導教育責任者講習を受講し、修了考査に合格する。 |
機械警備業務管理者 | 防犯カメラ・センサーを使った警備や、警備機械機器の維持管理などを行うための資格。 警備業法第42条にて、機械を使った警備業務を行っている警備会社の営業所には機械警備業務管理者を配置する義務が定められている。 | 都道府県公安委員会が実施する機械警備業務管理者講習を受講し、修了考査に合格する。 |
警備員業務検定 | 警備業務に関する知識とスキルを一定程度持っていることを認定する資格。 下記の6種類がある。 ・施設警備業務検定 ・交通誘導警備業務検定 ・雑踏警備業務検定 ・貴重品運搬警備業務 ・核燃料輸送警備業務検定 ・空港保安警備業務検定 6種類の検定にはそれぞれ1級と2級があり、1級は1年以上の実務経験が必要。 | 特別講習を受講する、または公安委員会が行う直接検定を受検し、合格する。 |
警備保障タイムズによると平均的な1日の資格手当は600円ほど。
月22日稼働すると約1万3,200円、1年で約15万8,400円収入が増えます。
警備業に関係する資格を取得するメリットは、資格手当がもらえるだけではありません。
人事評価において資格の取得者に対しては高い評価が期待できるでしょう。
他の警備会社に転職する際も、資格取得者は優遇されます。
資格試験は、
警備会社が公安委員会から試験の枠をもらう
↓
警備会社が試験を受けさせる警備員を選ぶ
↓
警備員が試験を受ける
という流れで行われます。
受験したい場合は資格取得への意欲を会社にアピールしましょう。
警備員が高収入を目指す方法③警備員に合った副業をする
警備員として働きながら副業をすることで収入を上げられます。
現場によるものの、警備員は他の業種に比べて残業が少なめです。
理由は、クライアントが「〇時から△時まで」と時間によって警備業務を依頼するからです。
成果に応じて給料が支払われる業種では、成果状況に応じて残業をする必要があります。
一方で警備業ではイレギュラーが発生しない限り残業になることは少ないでしょう。
警備員は安定的に余剰の時間が作れるので、副業に取り組むことができます。
警備員におすすめの副業は下記の通りです。
【警備員に合った副業】
- ライター
- プログラマー
- デザイナー
- 動画編集者
これらの副業をおすすめする理由は、初心者が取り組める上にスキルに応じて報酬が高くなるからです。
副業でライターをした場合の収入は5万〜20万円程度となります。
平均年収で見ると約60万〜100万円もアップするのです。
副業をすれば収入の大幅な増加が期待できるだけではなく、体を壊して警備員として働けなくなった場合に備えて、収入源を確保することができます。
副業はココナラやクラウドテックなどのクラウドソーシングに応募することで初心者でも簡単に始められます。
やり方次第で警備員も高収入になれる!
本記事では、警備員が高収入を目指すための3つの方法について解説しました。
方法ごとの期待できる年収と達成する手段をまとめると下記の通りです。
方法 | 期待できる年収 | 達成する手段 |
内勤になり出世する | 約1,000万円(部長クラス) | 勤務年数を重ねて人事部から評価される |
資格を取得する | 約355万8,400円+出世による収入アップ | 会社に資格取得の意欲をアピールする |
警備員に合った副業をする | 約400万~440万円 | クラウドソーシングから応募する |
解説した3つの方法は全てを同時進行で行うことができます。
本業の警備員としては勤務年数を重ねながら資格取得に励み、自由時間に副業のスキルを磨けば、より高収入に近付けるでしょう。
ぜひ中長期な計画を立てて高収入を目指してみてください。

読んでいただきありがとうございました!
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